むしのしらせ


天国の祖母はどんちゃんを知らない。


まだどんちゃんが影も形もなかった頃の話です。息子が1歳半ぐらいの時だったでしょうか。。。

あっつくてあっつくてもう毎日毎日どうすんねんってぐらい暑い日に、いつもどおり比較的涼しい午前中に、息子と買い物に出かけたんですが、なぜだか突然祖母のことを思い出し、息子の写真集を作って送ろうかな、というか、作って送らないといけない気がする、みたいな気持ちになりまして。

それまで帰省するたびに祖母には絶対会いに行っていたものの、なにか日常で「おばあちゃんどうしてるかなぁ」みたいな気持ちになることって失礼ながら実はほとんどなくて。

買い物から帰ってきて息子が昼寝から目覚めた後に、一緒に写真集をつくろうと道具を用意した瞬間に母から電話が掛かってきて、祖母の訃報を聞きました。もうね、なんだか、話作られてんじゃないの?みたいな、ドラマみたいな感覚でした。

それから半分夢なんじゃないかな、と思いつつ夫さんに連絡し、私は息子と一緒に荷物をつくって新幹線の切符を取りに行き、大慌てで祖母のもとへ向かいました。
そのくらいの頃の息子、実は午後から夕方にかけてすごく不機嫌で甘えん坊になる時期だったんですが、めずらしくそれがなく、まだ全然言葉が出てないなりに色々状況をわかってるんだなと思いました。


というわけで、霊的なものを全然信じていない私が「虫の知らせって実在するんだな」というのを確信した話でした。今頃祖母は天国で鰻でも食べてることでしょう。土用の丑の日にこの記事書いてました。へへへ。


絵日記



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ぃね

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